honkonno


取引先のお客さんによっては
会社の電話にかけず、いつも携帯に直接かけます。
日中ほとんど外回りをしてるお客さんを捕まえるのに
携帯は本当に便利。

この間も、私の携帯から先方の携帯に電話をすると
いつもとは違う発信音が気になったのですが
何回かコールすると当人が出てきます。
用件を伝えようとすると先方が
「今、香港にいて‥‥」
聞いたとたん私は有無を言わず
「あーーっ、切りますっ!」
何か言ってる相手を無視し、
我を失い震える指は電話を切り、
そして切れた事を何度も指で確認します。

国際電話などかけたことのない私にとって、
昭和に育った私にとって、
〝国際電話〟と言うのは潜在意識の中で
得体の知れない恐怖でしかありません。
(伝えたい事がわかってもらえてるでしょうか)
そしてその未知なる電話料金を考えると
何かの事件に巻き込まれたような気さえします。

でも落ちついて考えればどうなんでしょう。
今の時代を生きるビジネスマンとして
なんとオレはケツの穴の小さい人間なのかとも思いつつ
香港の空に目を向けるのでした。