電車内、前に座るこの小柄なおじさん、まばらな頭髪とクチバシのようなマスクもあって、どうしても鳥のヒナに見えてしまいます。だんだん私の頭の中には、円内のイラストのようなおじさんが想像され、固定観念となり、オーバーラップしていきます。おじさんは降りる駅で席を立つと、人をかきわけながら進んで行くのですが、それは親鳥にはぐれないよう一生懸命ついて行く、かわいいヒナそのものに見えました。