2016年08月

yadokari_ojisan


スマホに夢中のおじさんは
気がつくと今停車してる駅がどこだか分からなくなったようで、
キョロキョロとニワトリみたいに辺りを見渡します。
おじさんは駅名を知ろうと、
座ったままの態勢で席を一歩、二歩と離れ、
オレはまだこの席を放棄してないからなと、
権利を主張するかのような中腰で向かいのドアまで移動します。

駅を確認するやおじさんは緊急事態のヤドカリのごとく
素早い後ずさりで席に戻り、また肩をすぼめスマホに目をやるのでした。

ここまで離れたら誰かに座られてもしょうがないですよね。
その時のおじさんの顔を見てみたい。





 




 

olympic

オリンピックに興味がありません。
テレビ観戦もスポーツニュースも見ない私は
オリンピックの話題にはまったく乗れません。

しかしこの時期はどこの打ち合わせに行っても
あいさつ代わりの話題は当然オリンピックとなり、
知らない選手の名前とか、変な名前の技を聞いては
ただヘラヘラと相づちを打つだけで
ばか丸出しの丸出だめ夫です。

もぉー、いいから、打ち合わせを始めてよ。
で、オリンピックはいつ終わるの。 














 

natsunobus

炎天下のバスに乗り込みますと、ほどよい冷房に天国を感じ
このまま一日ここにいれたらと吊り革につかまります。

次の停留所に近づくと、
おばあちゃんが一人ポールに絡みつくようにこちらを見ています。
近づくバスを心配そうに見つめるおばあちゃんは
恥ずかしそうに胸元で手を振りはじめました。
きっとこのまま気づかれず通り過ぎて行かれぬよう
自分の存在を一生懸命運転手さんにアピールしてるのでしょう。
運転手も手を振り返すくらいのサービスをしろよ。

ステップを上がって来たおばあちゃん。
その安心した笑顔は、何とも可愛い少女のようでした。






 




 

saitou

お客さんとの仕事のうち、メールでのやり取りだけで、
ほとんどお会いすることのない方もおります。

取引先の斉藤さんという年配の方なのですが。
月に1~2回程メールをするだけで
もう2年くらいお会いしてないでしょうか。
顔もハッキリは思い出せません。

そんな斉藤さんからのメールを見て最近気がつきました。
差出人の漢字が斉藤ではなく斎藤なんですね。
ちょっと難しい方の漢字です。(もっと難解な齋藤さんもおりますが)
私はずっと「斉藤様 お世話になっております‥‥」と送っていたもので
きっと斉藤さんは私からのメールを見るたびに
字が違うんだよ!よく見ろよ!と、腹も立てていたことでしょう。
こういうことは本人が一番ヤキモキと気にするところで、
そんな神経を逆撫でるようなことをずっとしてきた無神経な私です。

しかしここでいきなり正しい漢字に変えてしまうと
斉藤さんに「あんにゃろー、ようやく気が付きやがって」
と思われるのもなんなんで、
これからも「斉藤」のまま打っていこうと思ってます。










 

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