一月の終わり、ちょっとあたたかな日曜日でした。
散歩でもするかと、ダラダラと近所を歩いていると、
フェンス越しのテニスコートでは、
老若男女がコンコンとボールを叩き合っています。
私のすぐ前では中学生くらいの男の子と
ぽっちゃり気味のお父さん。
二人はソフトテニスの試合をしてるようで、
見ていると親子でとても上手く、
白熱したラリーをつづけているのでした。
お父さんはサーブを打つたびに
「はぁっ!」と大きな声を発します。
それを息子が「恥ずかしいから大声出さないでよ」と
少し怒ったように訴える。
なんかそれも親子らしく、微笑ましく見えます。
しかし!
お父さんのもっと恥ずかしいところを私は知っている。
それはお父さんが「はぁっ!」とラケットを振り回すたび、
ピチピチのジャージから紺色のブリーフと
生尻の割れ目が、わずかに見え隠れしてることを。 


