差しのべる手に
駅前でお兄ちゃんが配るティッシュをもらおうと
通りすがりに手を伸ばします。
お兄ちゃんは私の手の平を目にしながら
クルッと180度向きを変えてまた配りはじめる。

私は伸ばした手をごまかすかのようにアゴを掻き、
その場を通り過ぎるんだけど。
その時の感情ときたら、
小学校の時に仲間はずれにされたような悔しさ、
そしてその瞬間を周りの人に見られ、
片鼻でほくそ笑まれたんじゃないかという恥ずかしさ、
悲しくてなんとも言葉にならぬインマイハート。

お兄ちゃんに伝えたい、
ティッシュひとつで
こんなにへこむおじさんがいることを。






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